Night Birds - Shakatak

2019年05月04日 00:00

連れとドライブ中のBGM、最適なアーチストは誰か?、そんな話になって幾つか候補に挙がった。ポップスの世界ではダントツでビリー・ジョエルだった。彼の発表した最初の3枚、全曲そのまま垂れ流しで1年は楽しめるねと。

そしてインストの世界では・・・。これは幾つか意見が出たが、サラリと聴ける、これを最重要ポイントとするとシャカタクだろう、そんな結論に至った。

シャカタクは一般にフュージョンの分野とされるが、もう「シャカタク」と言うジャンルと言っても良い。いつの時代のどんな曲を(たとえそれが知らない曲であっても)聞いても瞬時でシャカタクと判るサウンド。耳に心地良いし、後々尾を引かない。そしてなんといってもお洒落!。昼も夜も都会でも田舎でもBGMとしては最高のバンドだろう。

そこで久し振りに弾いてみよう!、令和一発目の習作楽曲、シャカタクの最大のヒット曲であるNight Birdsである。

この曲の醍醐味はコーラス部分の16ビートのカッティングである。コード進行は単純であの枯れ葉(Autumn Leaves)進行である。何故枯れ葉のコード進行がここまで明るいサウンドになるかは不思議だが、とにかく枯れ葉のコードを16ビートカッティングする、ここが楽しいんである。

ファーストテイクはコーラス部分とギターソロ部分まで。take 2はギターソロの後のピアノソロの後、テーマに戻ったところで再び適当にギターソロをかましてみた。また今回はリズムギターもちゃんと弾いている。

take 1




ギターソロは16小節と少なく、このテイクワンでは色気を出してしまったと言うか、短い中に色々と盛り込もうと頭でっかちになってしまった。頭で考えた事が上手く手に伝わっておらず、結果的に手探りっぽい小さな演奏になってしまった。反省・・・。

ギタリストにとってNight Birdsのギターソロ部分は非常に物足りない。16小節はあっと言う間に過ぎ、加えてオリジナルはマイナーペンタトニックが中心で、それに似せようと思うとフレーズが単調になってしまう恐れがある。勿論、G7のドミナントコード部分に様々なスケールを持ち込めばジャジーになってくれもするが、ここはオリジナルと同様にペンタトニックを中心に音を構成した方が良く、多様な音使いは無用。

そしてギターソロ部分はその枯れ葉進行ではなく、極々普通の3コード中心、Cm7、AbM7、Fm7、G7(#9)~G7(b9)ってな感じで、AbM7はCm7と同じ響きなのでやっぱりオーソドックスなペンタトニック、もしくはナチュラルマイナーが似合う。

ところが元々ハードロックな人間。この手のサウンド、ギタリストがピアニストよりも目立っちゃいけないと判っていてもちょっとは目立ちたいと思っちゃう。そこでテイクツー。ペンタトニック中心ではあるが、色々と音を増やしている。また後半のギターソロはギターの音色も含めちょいとコーネル・デュプリーっぽく・・・。それとテイクワンでの反省で、なるべく頭で考えないようにした。

take 2




さらにテイクスリー。心の中ではデヴィッド・T・ウォーカー風に速弾かなくてもカッコ良く目立つ演奏を心掛けたが、どうしても手が動いちゃう(笑)。

take 3




手が勝手に動いたのは良いが、右手と左手が上手く噛み合わず、最後の最後で失敗しているが、まぁこれはこれで悪くない。むしろこの3つのテイクでは一番自分っぽく、結構トリッキーな事をしていたりもする。

これら3つのテイク。ギターソロはまじに適当。曲そのものが最高のリズムを叩き出してくれているので、考えて力んで弾くよりも肩の力を抜いて、頭の中の無にして感性の趣くままに指を指板に滑らすのが良いのである。

4月17日の記事で演奏したUFOのRock Bottom、超絶速弾きをしていて、そっちの方が手の趣くまま、好き勝手に弾いているように聞こえるが、実はそうじゃない。Rock Bottomはかなり構成を考えて演奏している。今回のNight Birdsは構成なんぞ全く考えていないのだった。

※そう言えばUFOの黄金期を支えたキーボード&ギタープレイヤーのポール・レイモンドが先日亡くなった。ご冥福をお祈りします

何しろRock Bottomは録音に6テイクを重ね(加えバッキングに2トラック2回の録音)、練習も含めて1時間以上弾いていたが、Night Birdsは練習はせず、コード進行だけ確認し、即録音。バッキングパートを1回、ソロパートを3回録っておしまい。ミックスダウン(mp3へレンダリング)までに15分くらいしか掛かっていないのだ。

さて、そのRock Bottomは1974年、昭和49年、まだ私が半ズボンにランドセルな時代の曲。Night Birdsは1982年、昭和57年だ。それを令和の今も弾いている。両曲とも令和になっても語り継がれなければならない楽曲だと思う。


Sir Dukeと新宿ボロアパート

2017年11月01日 00:00

中学、高校時代はハードロック、ヘヴィメタル一辺倒な人間だった。1980年代、ギターを趣味にしていると言ったら大半がハードなロックに憧れていた。

その後、日本は空前のディスコブームになった。一説によると田中康夫著の「なんとなくクリスタル」がその発端だったとか・・・。

小説の中に出てきたのは六本木の「キサナドゥ」と言うディスコ。当時ここがディスコ好きの聖地のような存在だったらしい。

我々の時代はキサナ・ドゥはすでになく「ナバーナ」と名前を変えていて、また「マジック」、「ギゼ」、「キュー」と言ったディスコが大層流行っていた。オネーチャンをイタリアントマト辺りでナンパし、マジックへ・・・。そんな時代だった。

その頃に知り合ったブラック・ミュージュック好きのギタリストがこの曲を教えてくれた。

高校を卒業してすぐに上京しプロのギタリストを目指していた彼、アパートは新宿にあり、それがドラマ「俺達の旅」に出てくるような超オンボロで、夜も遅いと言うのにレコードを取り出し「今、一番ハマっているのがスティーヴィー・ワンダーだ」と言ってこの曲を掛けてくれた。



そして親に餞別として買って貰ったと言うギブソンレスポールを抱え、レコードに合わせてギターパートを弾き出す。

曲の好き嫌い、彼のギターの上手下手よりも「こんな夜にこの音、やばいだろっ!、隣の住民が怒鳴り込んでくるんじゃないか?」、そればかりを心配していたのを思い出す。

「大丈夫だよ、ここの住民はみんな夜の商売だから留守なんだ」

彼はそう言って楽しそうにギターを弾いていた。


ゲロッパはいつ聞いてもカッコイイ

2013年06月12日 00:00

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Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM



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ゲロッパと言えばジェームズ・ブラウン。ジェームズ・ブラウンと言えばゲロッパ。本日はこれについて書きたい。

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