エリック・ゲイル - Island Breezeより

2017年08月23日 00:00

久々に我がギターの腕前でも・・・

上の記事中にアメリカのR&Bバンド、スタッフのFootsを模倣する演奏を披露した。

スタッフは大好きなバンドのひとつで、てっきり過去に薀蓄を垂れまくったと思っていたら4年も前にほんの少し語っていただけ!・・・・。

呪い

うーん・・・。

今回はその亡くなったひとり、エリック・ゲイルについて。

この人のギタースタイルはブルース、R&Bに属しているが、非常に独特であり、この人のニュアンスはこの人しか出せない、オンリーワンじゃないかと思うくらい。

ビートに対してワンテンポ(ほんの僅か)遅れているような、タメのあるフレーズとでも言おうか?。後ノリとでも言おうか、何しろその「間(ま)」が人には真似出来ない、そんなギターを弾く。

柔らかい指の腹やフニャフニャのピックで弾くと良くこういったニュアンスを出せるので、彼はピック弾きだから、しなりやすいピックを弦に対して深く入れて演奏しているいるんじゃないかと勝手に想像している。

そんな演奏スタイル?、だからなのか、ミスピッキングや(左手押弦とピッキングがシンクロしていない)、本当はその音を強く、バチッと弾く予定だったのが、空振りに近いピッキングをして弱い音になっていると思われるフレーズ・・・、普通のミュージシャンがスタジオ録音していたら即録り直し。しかし明らかなミスピッキングでもそれが「味」として出ちゃっているから凄い。

StuffのFootsを弾いてみた


右スピーカーから聴こえるギターがエリック・ゲイルを真似たフレーズ。かなり似たニュアンスを出したつもりであるが、本家を聴いちゃうと、それでもまだまだタメが出来ていない。

さて、本日紹介する動画はスタッフではなく、エリック・ゲイルのソロアルバムから2曲。

実はフュージョンと言うジャンルは苦手。それでもこの「Island Breezed」と言うアルバムは非常に優れている。



途中からサックスが入ってきてもしアルトサックスの音色でエリック・ゲイルを知らなかったら「これってナベサダですか?」って思っちゃう程。南国の香りがプンプン。

そして南国の香りに酔いしれた直後、耳に入ってくるのが次の曲だ。

イントロで「えっ?」と思う。そしてなんとも切ないメロディだろうか。真昼間の青い空、白い雲、エメラルドグリーンの海、そしてトロピカルドリングの甘い香り・・・、そんな世界からニューヨークの夜へひとっ飛び、ニューヨークセレナード、そんな曲だ。


ヤン・ハマーと言えば!

2017年02月12日 00:00

前回の記事でジェフ・ベックとヤン・ハマーの共演ライブについてをお伝えした。

そのヤン・ハマーを世界中の人が知ったのは1980年代に放映されていてアクション刑事ドラマ「マイアミ・ヴァイス」の主題歌を担当してからだろう。オッサン世代の人はきっと「懐かしい!」と叫ぶろうし、若い世代の方は30年以上前にこんな楽曲があったのかと驚愕されるだろう。



ライブ映像も見つけた。なんと!、トニー・ウィリアムスとの共演だ!。残念ながら若くして亡くなってしまったが、今も尚、ジャズ系ドラマーではトップと言っても良いくらいの凄い人。とにかく1960年代、マイルス・デイヴィスと組んでいた頃のあの超~煩い変態ドラミングを聴くとスゲェのが判る。



さて、この曲、基本的なコードは3つ、G7、A7、C7だ。いわゆるモード楽曲でヤン・ハマーはそれぞれのコードのミクソリディアンにギタリストっぽくマイナーペンタトニック風のフレーズで演奏している。

ギタリストっぽくと言うよりもテーマメロディはもろギターフレーズでしかない。ブルース系ギタリストがかつて好んでいたフレーズをそのままテーマメロディにしている。シンセの音色もわざとオーバードライブしたギターに似せている。

ソロパートも限りなくギタリストが使うフレーズを多用している。ギタリストがミクソリディアンからフレーズを作るとこうなるだろう、そんなフレーズのオンパレード。

だからドラマ、マイアミ・ヴァイスをオンタイムで見ていた頃、てっきりギタリストが演奏していると思っていた。それがヤン・ハマーのシンセから全て音が出ていたと言うのだから・・・。

おっとこっちの方が画質、音質が良いか!。2曲目(6分30秒くらい)がマイアミ・ヴァイスのテーマだ。それと最後の曲は前回の記事で紹介したBlue Windを演奏していて(51分くらいから)、あらまぁ、ジェフ・ベックがいなくても成立しているじゃんか!(笑)。




ジェフ・ベックとヤン・ハマー

2017年02月10日 00:00

しつこくジェフ・ベックのアルバム「Wired(ワイアード)」から1曲。昔で言うB面の最初、「Blue Wind」と言う曲がある。特別カッコイイ曲ではないのだが、私はこの曲でジェフ・ベックはブリティッシュロックの世界を完全に捨て、ジャズ、フュージョン畑のギタリストになったなと感じた。

特徴はキーボードを担当するヤン・ハマーとの掛け合い。テーマ部分からひたすらヤン・ハマーとの連弾のような楽曲。ソロパートもジェフ・ベック、ヤン・ハマーと交互に長い時間行っている。

ヤン・ハマーをご存じない方の為にライブ映像でお伝えしたい。映像も音質も悪いだが、これしか見つからなかった。軽井沢で行ったライブ映像がある筈なのだが・・・。



今は落ち着いて普通に鍵盤を弾くようだが、当時はギタリストのようにステージ前面に出てのパフォーマンスが多かったようだ。音色もフレーズもギターっぽい。ギタリストに対して憧れがあったのでは?、ピアニストでなくギタリストになりたかったに違いないと感じる程。

とにかくジェフ・ベックのこの人のおかげで何と言うか、「ジェフ・ベック」と言うジャンルを確立したと言って良い程。ヤン・ハマーの作曲、編曲能力は高い。


ジェフ・ベック、脳天に突き刺さったワイアード

2017年01月19日 00:00

1月11日の記事で三大ギタリストについて書いた。今日はその中の一人、ジェフ・ベックとの出会いについて。

最初に買ったアルバムは「Wired(ワイアード)」だった。もう衝撃である。

ジェフ・ベックと言うギタリストを判っていなかった時期だけロック畑からフュージョンシーンに鞍替えしたギタリスト、そんな情報しかなく・・・。

このアルバムを手に下頃、日本では高中正義が大流行していて、ギタリストでなくてもあの南国風のサウンドに惹かれて多くの人が聞いていた。だからフュージョン=高中であり、ジェフ・ベックもマイタイとかブルーハワイと言ったトロピカル的な南国路線だろうと。

それがどうですか!。なんて表現すれば良いのだろうか?。ジャズロックと言う表現が一番良い気がする。1曲目のLed Bootsでカルチャーショック、そして2曲目のCome Dancingはソウルフルな黒人音楽のようなサウンドでこれまた度肝を抜かれた。

Red Boots



Come Dancing



この2曲の何がスゲェかと言うと部分部分、ブリッジ的な部分以外ではコードが2つしか使われていない。Led BootsはG7とC7、Come DancingはDm7とBb7。

特にLed BootsはメインメロディとギターソロはG7のワンコード。ワンコードでどうしてこんなカッコイイフレーズが出てくるのか?、とにかく仰天した楽曲だ。

当時の自分の腕前はペンタトニックスケールとナチュラルマイナースケール(エオリアン)をようやく覚えた頃だったと思う。おおよその曲に合わせて上手い下手は別にしてアドリブめいた演奏を楽しんでいた。でもこの2曲はペンタトニックスケールとナチュラルマイナースケールで弾くと雰囲気が全く違うんだ。どうしてもジェフ・ベックっぽい演奏にならない。

後に知った事だが、これは調性音楽でのコード進行ではなく、ほぼモードと言って良いコード進行(転調みたいなもの)。モードを解説するとエライコッチャになるので割愛するが、とにかくこの2曲は調性音楽として捉えると泥臭さが皆無になってしまう。

Come Dancingはベースもしっかりと聞いて欲しい。もったりとしたファンキーなベースライン。また最初のギターソロはオクターバーと言う原音から1オクターブ下の音も同時に出せるエフェクターが使われていて、これがエレキギターのか細い音がまるでテナーサックスのような図太い音色が聞けちゃう。

とにかく上の2曲を聞いて唸って頂ければ幸いだ。2曲ともほぼ2つコードだけで構成されている、一般的な調性音楽ではない、それに注目して頂きたい。

ここからほんの少し専門的な話になるので興味の無い方は無視して結構(笑)。

この時期のジェフ・ベックはモードと言う概念はあんまりなかったようだが、それでもマイナーペンタトニック中心の演奏をしつつ、これに3rd音と6th音、b5th辺りが入ってきて、結果的にコードの構成音に沿ったミクソリディアン(モードの1つ)になっている。ヤン・ハマーのシンセソロなんかはもろにミクソリディアン的なフレーズが多い。

Come Dancingは一見、調性音楽風な楽曲であるが、その場合、コード進行はDm7からBbM7となる。このBbM7となるところを7th音を半音下げたBb7にする事でブルースっぽい泥臭いフレーズが出てくる訳だ。

だからこの曲を誤ってDのナチュラルマイナースケールで弾いちゃうととってもカッチョ悪い。やはりコード毎にスケールを変え、Dm7ではDドリアン(Dマイナーペンタトニックでも良いかな)、Bb7ではBbミクソリディアンとして演奏するべきだったりする。

無理にBbミクソリディアンと捉えるので無く、Bb7の構成音を中心にDドリアンの2ndと6thをそれぞれ半音落としb5thを加えるだけ。恐らくジェフ・ベックもそんな思考で演奏していたろう。


BGMの王者、アール・クルー

2013年06月23日 00:00

海の音が聞こえる

海の音が聞こえる

Pentax K20D, Tamron AF70-300mmF4-5.6Di



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皆さんも思い出して欲しい。初めてBGMを利用した機会、シチュエーションは何だったかを。今日はそんなお話・・・。

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シャカタク - Night Birds

2013年06月22日 00:00

Night Birds

Night Birds

Pentax K-5, Tamron_AF70-300mmF4-5.6Di



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シャカタク、言わずもがな、同年代なら必ずNight Birdsのサビの部分を口ずさんでしまうだろう。今日はこの曲に関して述べて行きたい。

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呪い

2013年06月05日 00:20



呪い

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM



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廃墟にありがちな扉への悪戯書き。でもこの時は一瞬、ビックリした。この扉の向こうから鳴き声が聞こえてきたからだ。鳴き声と言っても子猫のミャーミャーで、どうやら猫の親子がこの廃墟に住み付いていたようだ。とは言え、自分の息遣いと足音しかしない廃墟では猫の鳴き声だろうがびっくりするのだった。

さて、呪いと言えば・・・。

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