Superstitionを独自解釈で好き勝手に弾いてみる

2017年11月21日 00:00

Superstitionはスティーヴィー・ワンダーの名曲であるが、私はジェフ・ベックのバージョンでこの曲を知った。元々はR&Bな曲でもジェフ・ベックがそうだったようにロック系の音楽として十分に成立してくれる。

今回、Superstitionをネタに自分なりに好き勝手に弾いてみた。

Superstition



自分なりの解釈と言うと聞こえが良過ぎるかな。こういうギターを弾くってのは自分の中でストレス発散に繋がり、とっても気分が良い。とにかく何も考えずに指の赴くままとでも言おうか?。ひたすら速く弾けば一気に気分が晴れる。

1980年代のハードロック、ヘヴィメタルブームが1990年代には一気に衰え、「速弾きするほど格好悪い」、「速弾きを自慢するギタリストは愚か」、そんな風潮になったのを皆さん覚えているだろうか?。

「ハードロック、ヘヴィメタルギタリストは速弾きしか能が無い」

そういう陰口を叩かれ始めた。確かにそうなんだ。私はハードロックに加えフュージョン系も演奏していたので、一般に通用する程度の音楽理論を学んでいたが、当時は本当に速弾きしか出来ない、コードはパワーコードのみ、セブンスコードって何?、そんなギタリストが仰山いた。確かに馬鹿にされるだろうなぁ。

セブンスコードを知らないのだから当然テンションコードなんて知る筈も無い。トニック、ドミナント、サブドミナント、これは中学校で習うのだが、それすらも知らない。ピアノ弾きの連れは「なんでギタリストってセブンスコードやテンションを知らないのにギターが弾けるの?」と今でも不思議がっている。

それでもせっかくギターと言う1小節に数多くの音を詰め込める楽器(=速弾き)を使っているのだから速弾きが出来ないよりも出来た方が良い。

勿論、ギタリストはアマチュアであってもミュージシャン、音楽を奏でる人だから、セブンスコード、テンションコードなどの超基本的な事は学ばなくちゃならない。

たまぁに偉そうに「音楽なんてセンスだよ」なんて言う輩がいる。うーん・・・、日本人はセンスだけじゃ無理だって。音楽のDNAが欧米とは違う。私なんかセンスだけで音楽を作ったら全て演歌や童謡になっちまう。


Cleopatra's Dream - バド・パウエル

2017年11月11日 00:00

初めてジャズを知った、ジャズを親しんだ曲、それがバド・パウエルのCleopatra's Dream。

「Ryu's Bar 気ままにいい夜」、作家、村上龍が司会を務め、アシスタントに岡部まり、それにゲストが加わるトーク番組があった。

内容はほとんど記憶にないが、当時、テレビに全くと言って良い程そぐわない村上龍が司会で、おっとり美人でちょっと天然が入っている岡部まりがアシスタントだから、常に気まずい空気がスタジオ内に流れていたとっても不思議な番組だった。

それのオープニング曲がCleopatra's Dreamだった。ピアノぽろぽろ系のサウンドで「なんてカッチョイイ、お洒落な曲なんだ!」、これがジャズとの出会いと言い切っても良いと思う。

当時はまだインターネットなんて無かった時代、そしてまだバードロックバンドでギンギンにギターを弾いていた頃だから周囲もジャズに精通している仲間はいなかったので、これがバド・パウエルのCleopatra's Dreamと言う曲だと知ったのはずっと後、ジャズにのめりこんでからの話。

そして今回のネタを書くにあたってYouTubeで幾つかの「Ryu's Bar 気ままにいい夜」を見たら、あれっ?、このオープニング、演奏はバド・パウエルじゃねぇぞ!。

バド・パウエルのそれは音が鳴った瞬間にワクワクして踊りたくなるんだが、番組のオープニングにはその感覚が全くやってこない。番組のそれは譜面に沿って弾いているようなアマチュアの演奏に聞こえてしまったんだ。

調べてみたさ。どうやら山本剛と言う日本のジャズピアニストが演奏していたらしい。

そんな訳でまずは「Ryu's Bar 気ままにいい夜」の雰囲気とそのオープニングのCleopatra's Dreamをどうぞ。曲が始まるのは1分24秒。




Ryu's Barバージョンではないが、山本剛トリオが演奏しているCleopatra' Dreamも見つけた。うーん、やっぱり違うなぁ。ワクワク感が全く無い。



そして本家、バド・パウエルのCleopatra's Dreamが下。




なるほど、キーもテンポも違うんだな。

それだけでワクワク感がなくなるんじゃなく、山本剛バージョンは全体に平坦、跳ねがない。抑揚を感じられない。だから「譜面を見て演奏したような」、そんな印象を受けてしまったんだろう。

山本剛バージョンが決して悪いとは言わないが、オリジナルを聞いちゃうと「なんか無理にお洒落にしようと仕上げやがったな」、そんな策略を感じる演奏。この曲はもっと泥臭くて良いんだ。力任せに鍵盤を叩くくらいの勢いがなくちゃ・・・。

オリジナルはミストーン連発。それでもワクワクしてくる。どうやらアル中状態で演奏していたらしいが、むしろドランカー状態だったのが良かったのかもしれない。ジャズはクラシックとは違い、なんだかんだと大衆の為の曲、パーティー、ダンスソングなのだからこのワクワク感がないと凡庸と言われてもしょ~がない。

果たして、バド・パウエルのこの演奏を超えるCleopatra's Drremはこの世に存在するのだろうか?。


Sir Dukeと新宿ボロアパート

2017年11月01日 00:00

中学、高校時代はハードロック、ヘヴィメタル一辺倒な人間だった。1980年代、ギターを趣味にしていると言ったら大半がハードなロックに憧れていた。

その後、日本は空前のディスコブームになった。一説によると田中康夫著の「なんとなくクリスタル」がその発端だったとか・・・。

小説の中に出てきたのは六本木の「キサナドゥ」と言うディスコ。当時ここがディスコ好きの聖地のような存在だったらしい。

我々の時代はキサナ・ドゥはすでになく「ナバーナ」と名前を変えていて、また「マジック」、「ギゼ」、「キュー」と言ったディスコが大層流行っていた。オネーチャンをイタリアントマト辺りでナンパし、マジックへ・・・。そんな時代だった。

その頃に知り合ったブラック・ミュージュック好きのギタリストがこの曲を教えてくれた。

高校を卒業してすぐに上京しプロのギタリストを目指していた彼、アパートは新宿にあり、それがドラマ「俺達の旅」に出てくるような超オンボロで、夜も遅いと言うのにレコードを取り出し「今、一番ハマっているのがスティーヴィー・ワンダーだ」と言ってこの曲を掛けてくれた。



そして親に餞別として買って貰ったと言うギブソンレスポールを抱え、レコードに合わせてギターパートを弾き出す。

曲の好き嫌い、彼のギターの上手下手よりも「こんな夜にこの音、やばいだろっ!、隣の住民が怒鳴り込んでくるんじゃないか?」、そればかりを心配していたのを思い出す。

「大丈夫だよ、ここの住民はみんな夜の商売だから留守なんだ」

彼はそう言って楽しそうにギターを弾いていた。


TOTO - The Seventh One

2017年10月22日 00:00

TOTO自身が悪いのか、レコード会社、プロデューサーの思考なのか、4枚目のアルバム「TOTO IV」が超大ヒットしたからその路線で行きたいぜ!、がっぽり儲けてぇ!、前作の(私が思う)超駄作路線の延長、これがこの「The Seventh One」なんだろうなと。

超駄作の前作よりは覚えている曲が幾つかあるが、所詮はAORであり、前回のTOTOネタでも述べた通り、TOTOじゃなくてもいいよね?、シカゴやドゥビーブラザーズ、はたまたフォリナー、いやいや、TOTOのデビューのきっかけとなったボズ・スキャッグスを聞いていた方が気分が高揚するんじゃねぇか?、そんなアルバム。

前作が1986年、このアルバムが1988年との事で、この頃の私はどっぷりとハードロックに浸っており、聞くのも弾くのもハードロック、そんな日々が続いており、このアルバムを最後にそれ以降のTOTOの作品を一切聞かなくなった。

恐らく多くの方と意見を同すると思う、、、

「TOTOは1stアルバムから4thの『TOTO IV』まで」

それ以降は惰性で動いていたバンド、そんな印象がとても濃い。

今回は3人のヴォーカリストによるPamelaを聞いて頂きたい。最初の音源がオリジナル、スタジオ録音バージョンだ。Pamelaだけは良い!、コード進行が絶妙だし、AORとしてGeorgy Porgy、99、Rossana、Africaに匹敵する名曲である。

この曲はTOTO自身もお気に入りのようで、最近のライブでも演奏しているみたいだ。確かに名曲だし、ちょっとジャズと言うかR&Bっぽい部分があり、ライブで演奏するとかなり映える気がする。但し、我々アマチュアがこれを演奏しようとすると、曲そのものは簡単なのだが、ハモリの部分、コーラスがしっかりしていないと超~カッチョ悪かったりする。














TOTO - FAHRENHEIT

2017年10月12日 00:00

fahrenheit、この意味、「華氏」なんだそうな。摂氏、華氏の華氏である。音楽アルバムのタイトルとしてちょっと不思議・・・。

時にこの華氏、我々日本人が使う摂氏からかなりの数字をマイナスにしなくちゃならない。だから例えばアメリカ人とメールで会話していてあちらさんが「今日は10度で無茶苦茶寒い!」と書いてきてもこっちは「はっ?、10度なんて東京でも暖かい方だぜ!」となるが、実はマイナス12度・・・。

さて、このFahrenheitと言うアルバム、主観なら超駄作。発売が1986年、当時の音楽シーンにマッチしているとは言え、4枚目の「TOTO IV」がAOR路線で売れ、ロック路線に戻った前作「ISOLATION」が商業的に失敗したからなのか?、再びAOR路線に。

それでもTOTOらしさが出ていれば良いのだが、シカゴとかドゥビーブラザーズと何が違うの?、別にこの曲調だったらTOTOじゃないても良いよね?、そんなサウンドだった。

今聞いてもパッとしない。むしろAOR路線で行くのならスティーブ・ルカサーのギターが煩過ぎてイラッとしたりもするんだ。

本ネタを書くに当たり、久々に通しで「2度!も聞いたが(このアルバムは持っていないのでYouTubeにて)、当時、レンタルショップで借りて知っていた筈なのに「ああ、覚えている!」なんてのがゼロ!。逆にちょいと新鮮だったりする。とは言え、今も申し上げた通り、新鮮だけどAORなんだからギターが邪魔臭い!、なんて思いが出てくる。

メインの作曲者であるデヴィッド・ペイチの才能、アイデアがここに来て枯渇したか?、そう考えざるを得ないアルバムだ。

最後の曲となるDon't Stop Me Nowはバラード、ジャズ界の巨匠、マイルス・デイヴィスが参加した事で少しは話題になったらしいが、私自身、この頃はジャズもマイルス・デイヴィスも知らなかったので丸で興味のない楽曲だったのだろう。

と言う事で、思い入れが皆無のこのアルバム、YouTubeから動画を引っ張り出してくるのも面倒・・・。興味がおありの方はYouTubeなどでチェックされてくださいまし!。


TOTO - Isolation

2017年10月02日 00:00

前作がAOR路線だった為、ギター小僧であったスティーブ・ルカサーが駄々をこねたのだろうか?、このアルバムはかなりハードに仕上がっている。発売時、私自身が相当ハードロックに傾倒していたので、このアルバムはフェイバリットアルバムの1つになっていた。

このアルバムからボーカルが交代している。ボビー・キンボールのハイトーンを担ったのはファーギー・フレデリクセン。この人もかなりハイトーンが出る人だが、ボビーさんはブラックの要素があり、ファーギーさんにはそれが皆無。だからなのか、音楽性はTOTOのままなのだが、黒人要素のないアルバムに仕上がっていると思う。

TOTO自身はアルバムセールスが悪かった事もあるのだろうが、YouTubeでライブ映像を漁ろうと思ってもIsolation内の楽曲がほとんどない。

しょ~がないのでまずは1985年の日本ツアーのリハーサル映像をまずどうぞ。




次はTOTOではない。このアルバムに参加してすぐに脱退したヴォーカルのファーギー・フレデリクセンの晩年の映像だ。Isolationのオープニング曲のCarmenを熱唱している。すでに亡くなった方なのでこれはかなり貴重だと思う。

しかしスゲェなぁ。普通、この手の楽曲をやる場合、アレンジを変えるものだが、1984年のTOTOのまま、完コピーである。耳だけでこれを聞いていたら誰もがTOTOの演奏だと思うだろう。







そして恐らくそのファーギー・フレデリクセンが2014年に亡くなったからだろう。2015年のツアーではIsolationから何曲か演奏していたようだ。映像、音声が悪いがこれも貴重な音源だと思う。




前作のTOTO VIがAOR路線であまりにもヒットしちゃったものだから、一般的にこのアルバムの評価は低い。それでも久し振りに通しで全曲聞いてみたところ、ハード路線ではあるが、ポップスの要素も多くあり、出来良いアルバムになっていると思う。ファーギー・フレデリクセンも頑張っているし、もうちょっと評価しても良いんじゃなかろうか?。


TOTO - TOTO IV

2017年09月22日 00:00

TOTOのアルバムを紹介する第4弾、そりゃぁ4枚目のアルバム、「TOTO IV」だ。

これを初めて聞いた時はかなりガッカリした。と言うのも1982年、この辺りは一番ハードなロックを愛し、UFOとかオジー・オズボーンとかの楽曲をガンガンに練習していた時期。

だからこのアルバムは私の中ではロックではなくポップスでしかなった。シングルカットされたのは超ポップなRosannaとAfricaでしょう?。ハードロックしているはLovers In The Nightの1曲だけ。「TOTOも軟弱になったのぉ!」と嘆き悲しんでいた訳だ。

ところが大人になってこのアルバムを聞くとまぁなんて素晴らしいのでしょう!。そりゃぁ私の意に反してTOTOのアルバムの中でこれが一番売り上げたがあったのは当然だろう。今ではフェイバリットアルバムの1枚となっている。

それでは幾つかライブ映像でご覧頂きたい。

まずはAfrica。2007年のライブのようだが、ピアノがデビッド・ペイチじゃないぞ?、誰がこの人は!。そしてベーシストのオッサン、ヒッピーですか!、ZZ TOPのメンバーだった人ですか?、そんな風貌。

サポートギタリストのヘヴィメタ君みたいのはたまにTOTOの映像で見掛けるが、この頃のTOTOってオリジナルメンバーってスティーブ・ルカサーとボビー・キンボールだけ?。



続いてRosanna。こちらは1991年の映像。まだスティーブ・ポーカロは生きていた。でもこれまたびっくり。キンボールじゃなくてレイ・パーカー・Jrみたいな人が高音担当のヴォーカルだぞ!?・・・。どうでも良いけどルカサーはこの頃からオデブちゃんになっていったんだなぁ。



最後にノリの良いライト感覚のロックソングを。

しっかし、ルカサーって90年前半までは屈託の無いギター大好きギター少年風情だったのがいつから麻薬のディーラーのように変わっちまったんだい?。横須賀でこんな顔の外人が歩いていたら絶対に逃げるぜ!。




TOTO - Turn Back

2017年09月12日 00:00

TOTOの1stアルバム2ndアルバムと来たのだから当然今回は3rdアルバムを紹介したい。

アルバムタイトルは「Turn Back」。確か発表当初、今までのアルバムよりもロック色を濃くしたとかで話題になったが、何と言うか、全体に小粒と言うか・・・。

ハードロックが大好きな私としてはロック色が強くなったのはウェルカムなのだが、ビートの利いた曲以外が印象に残っていない。今回久し振りに全曲聞いてみたところ、当時と同じような印象を持った。

またその頃の流行と言う訳ではないが、スティーブ・ルカサーの意向なのか、プロデューサーが流行を勘違いしちゃったのか、ギターにガンガンにコーラスが掛かっていてとっても耳障りだったりする。

この頃彼が使っていたギターはEMGのシングルタイプのピックアップ搭載ストラトキャスター。このピックアップは見た目はシングルコイルだが、ストラトの音ではない。線が細いが、ストラト特有の音が一気に減衰するようなタイプでなく、無理にサスティーンが効いているような・・・。かと言って出力は弱いのでハムバッカーな音でもない。

ノイズはほぼないのでギンギンに歪ませてもそれに悩む事はないが、いかんせん音が・・・。私もこのタイプのギターを持っているが、ぶっちゃけ嫌いな音。

楽曲はTOTOらしい清清しいロックサウンドでどれも悪くはない。だから駄作とは言わないが、1st、2ndアルバムよりも質は落ちている気がしてならない。最新の技術でリマスターしてギター音さえなんとかすれば案外良いアルバムに思えるかも・・・。

それでは何曲かYouTubeから・・・。










悪くはないでしょう?。むしろカッコイイ。でも全部の曲を聴くとなんか小粒!、そんな印象が強くなるのは何故だろうか?。


TOTO - TOTO

2017年09月02日 00:00

日本ではTOTOと言うとトイレメーカーである。そのトイレメーカーと同じのバンド、それがTOTO。

ちょうど1ヶ月前、8月1日の記事ではセカンドアルバムを紹介した。とにかくこのアルバムは衝撃的だった。ロックってお洒落なんだ!。当然一気にハマってしまった。すぐに彼らのデビューアルバムを手にした。



アルバム中、一番好きな曲が上のHold The Lineだ。軽快なピアノの3連のリズムからハードなパワーコードのリフで始まる。でもボーカル部分に入ると突然ポップスの顔を覗かせる・・・。

そして本作品で一番ハードな曲が次の動画だ。



はぁ、なんてカッチョイイんでしょうか。ハードと言ってもメタルのようなハードさではなく、あくまでもポップスの範疇内に収めているところがアメリカのバンドっぽいなぁと思う。

この曲、途中のギターソロは割りと簡単にスティーブ・ルカサーっぽく弾ける。主要な音だけしっかりと取っていればあとはアドリブをかましてもルカサーっぽくなる。しかし問題はエンディングのひたすら速弾きで上昇するフレーズだ。

多くは6連符なのだが、後ろのビートに合わせて弾こうと思うと「あれっ?」となってしまう。ルカサーもある程度適当に弾いているんだとは思うが、これを真似るのはまぁ私には無理・・・。どっかから譜面を見つけてもかなり練習しないと駄目だろうなぁ。

そしてポップと言えば・・・。

元々このバンドはボズ・スキャッグスのセッションメンバーが中心になって結成された。だからこ~んなボズ・スキャッグスが歌っても違和感の無い曲も作っている。



セカンドアルバムのHydraもそうがし、このファーストアルバムも全曲紹介したいくらい。これが1978年の作品なんだから凄いよねぇ。


エリック・ゲイル - Island Breezeより

2017年08月23日 00:00

久々に我がギターの腕前でも・・・

上の記事中にアメリカのR&Bバンド、スタッフのFootsを模倣する演奏を披露した。

スタッフは大好きなバンドのひとつで、てっきり過去に薀蓄を垂れまくったと思っていたら4年も前にほんの少し語っていただけ!・・・・。

呪い

うーん・・・。

今回はその亡くなったひとり、エリック・ゲイルについて。

この人のギタースタイルはブルース、R&Bに属しているが、非常に独特であり、この人のニュアンスはこの人しか出せない、オンリーワンじゃないかと思うくらい。

ビートに対してワンテンポ(ほんの僅か)遅れているような、タメのあるフレーズとでも言おうか?。後ノリとでも言おうか、何しろその「間(ま)」が人には真似出来ない、そんなギターを弾く。

柔らかい指の腹やフニャフニャのピックで弾くと良くこういったニュアンスを出せるので、彼はピック弾きだから、しなりやすいピックを弦に対して深く入れて演奏しているいるんじゃないかと勝手に想像している。

そんな演奏スタイル?、だからなのか、ミスピッキングや(左手押弦とピッキングがシンクロしていない)、本当はその音を強く、バチッと弾く予定だったのが、空振りに近いピッキングをして弱い音になっていると思われるフレーズ・・・、普通のミュージシャンがスタジオ録音していたら即録り直し。しかし明らかなミスピッキングでもそれが「味」として出ちゃっているから凄い。

StuffのFootsを弾いてみた


右スピーカーから聴こえるギターがエリック・ゲイルを真似たフレーズ。かなり似たニュアンスを出したつもりであるが、本家を聴いちゃうと、それでもまだまだタメが出来ていない。

さて、本日紹介する動画はスタッフではなく、エリック・ゲイルのソロアルバムから2曲。

実はフュージョンと言うジャンルは苦手。それでもこの「Island Breezed」と言うアルバムは非常に優れている。



途中からサックスが入ってきてもしアルトサックスの音色でエリック・ゲイルを知らなかったら「これってナベサダですか?」って思っちゃう程。南国の香りがプンプン。

そして南国の香りに酔いしれた直後、耳に入ってくるのが次の曲だ。



イントロで「えっ?」と思う。そしてなんとも切ないメロディだろうか。真昼間の青い空、白い雲、エメラルドグリーンの海、そしてトロピカルドリングの甘い香り・・・、そんな世界からニューヨークの夜へひとっ飛び、ニューヨークセレナード、そんな曲だ。